シンポジウム

「マックス・ヴェーバーと近代日本」

日時 1999年 11月27日・28日

場所 東京大学 法文2号館


テーマ
 このシンポジウムは,マックス・ヴェーバーに関わってきた様々な世代の社会科学者・歴史学者とが一堂に会し,ヴェーバーと「近代日本」をめぐった世代・学科を越えた討議を行うことを通じて,今後のヴェーバー研究,ひいては社会科学そして歴史学のあり方に関して問題提起を行うことを目的として,若手の三人の研究者によって企画されました。

 テーマである「マックス・ヴェーバーと近代日本」は,次のような諸問題を総括する主題として位置づけられています。すなわち,一方で「これまでの日本のウェーバー研究をどう評価するか」「ウェーバーの導入史と日本社会のかかわりをどう捉えるか」をふまえ,「今日の日本におけるウェーバー研究の意義と方向性をどう考えるか」を反省するという問題,他方で「これからのウェーバー研究はどうあるべきか」,そして「今後,ウェーバーの社会学を日本の社会の分析にどう関わらせて行くべきか」について模索するという問題などです。
シンポジウムの開催主旨については,以下の論文もご参考下さい(ネット上でも読めます

お知らせ!   NEWS !!  (1999/10/23 追加)

ヴォルフガング・シュヴェントカー博士がドイツから急遽参加して下さることになりました。博士は歴史学者で,日本におけるヴェーバー受容についての大著 Max Weber in Japan (J.C.B. Mohr 1998) を昨年出版されました。このシンポジウムでは,28日の午前に,「グローバル化時代におけるマックス・ヴェーバー研究の課題」の題で,日本語で御報告して下さる予定です。

タイム・テーブル
土日とも午前に全体的な討議を行い,午後は特定の問題に関する部会となります。
土曜の午後のみ二部会並行開催となります。報告者(50音順・敬称略)

 

11月27日 (土)
午前

10:00-
13:00
第一討議
「マックス・ウェーバーと近代日本」

上山 安敏、富永 健一、山之内 靖

【一番大教室】
午後

14:30-
17:30
「政治」部会

雀部 幸隆、佐野 誠、橋本 努

【一番大教室】
「資本主義」部会

大西 晴樹、佐久間 孝正、橋本 直人

【二番大教室】


 18:30-
懇親会



11月28日 (日)
午前

10:00-
13:00

第二討議
「日本マックス・ウェーバー研究の過去・現在・未来」


折原 浩、 姜 尚中、 
ヴォルフガング・シュヴェントカー、 嘉目 克彦

【一番大教室】

午後

14:30-
17:30
「理論・思想史」部会

牧野 雅彦、向井 守、矢野 善郎

【一番大教室】



場所

東京大学 文学部(法文2号館)

1番大教室 ・ 2番大教室

  

営団丸ノ内線 本郷三丁目駅  徒歩 10分
営団南北線 東大前駅 徒歩 8分
都営三田線 春日駅 徒歩 8分
営団千代田線  根津駅 徒歩 10分


地図参照


討議・部会 (敬称略) 
 
第一討議
「マックス・ウェーバーと近代日本」

(11/27  10:00 - 13:00)

会場: 一番大教室

報告者

報告タイトル

上山 安敏

(奈良産業大学)

ウェーバーの宗教社会学 ― ユダヤ教とキリスト教の間 ― 

富永 健一

(武蔵工業大学)

マックス・ヴェーバーとタルコット・パーソンズ ― 資本主義のとらえ方をめぐって ―

山之内 靖

(フェリス女学院大学国際交流学部)

何故に日本のヴェーバー研究はニーチェ的モーメントを欠落させてきたか
司会:     住谷 一彦 (立教大学名誉教授)
コメンテーター:
古川 順一 (日本文理大学)
横田 理博 (電気通信大学)

 


「政治」部会

(11/27  14:30 - 17:30)

会場: 一番大教室

報告者

報告タイトル

雀部 幸隆

(椙山女学園大学人間関係学部)

ウェーバーの大統領制論とワイマル共和国崩壊の憲政史的問題

佐野 誠

(浜松医科大学)

ヴェーバーとシュミット ― 『政治的なものの概念』におけるヴェーバーの批判的受容を中心に ―

橋本 努

(北海道大学経済学部)

近代主体論の再検討 ― M. ウェーバー解釈にみる社会科学の精神 ―
司会:     長尾 龍一 (東京大学名誉教授)
コメンテーター: 
霜鳥 文美恵 (国際基督教大学)
中西 武史 (一橋大学)

 


「資本主義」部会

(11/27  14:30 - 17:30)

会場: 二番大教室

報告者

報告タイトル

大西 晴樹

(明治学院大学経済学部)

『倫理』論文とイギリス革命 ― 最近の実証研究から ―

佐久間 孝正

(東京女子大学)

『仮象』としての『グローバリズム』と資本主義 ― エスニシティ,ネイションの「政治・国家社会学」としての『経済と社会』 ―

橋本 直人

(一橋大学)

『倫理』論文における「教育」の契機 ― 『倫理』解釈史からの一考察 ―
司会:     濱井 修 (東京女子大学)
コメンテーター: 
荒川 敏彦 (一橋大学)
池田 太臣 (神戸大学)

 


第二討議
「日本マックス・ウェーバー研究の過去・現在・未
来」

(11/28  10:00 - 13:30)

会場: 一番大教室

報告者

報告タイトル

折原 浩

 (椙山女学園大学)

「合わない頭をつけたトルソ」から「頭のない五肢体部分へ」 ― 『マックス・ヴェーバー全集』 (『経済と社会』 「旧稿」該当巻) 編纂の現状と問題点 ―

姜 尚中

(東京大学社会情報研究所)

自由主義の危機とウェーバー ― 1930年代と1990年代 ―

ヴォルフガング・シュヴェントカー

(ハインリッヒ・ハイネ大学)

グローバル化時代におけるマックス・ヴェーバー研究の課題

嘉目 克彦

(大分大学経済学部)

文化の普遍史と現代 ― 文化的生の「ドイツ的形式」とマックス・ヴェーバー ― 
司会:     三島 憲一 (大阪大学)
コメンテーター: 
佐藤 成基 (茨城大学)
鈴木 宗徳 (南山大学)

 

「理論・思想史」部会

(11/28  14:30 - 17:30)

会場: 一番大教室

報告者

報告タイトル

牧野 雅彦

(広島大学法学部) 

政治史と文化史のあいだ―歴史学「方法論争」とウェーバー ―

向井 守

(九州産業大学)

「シュタムラー論文」の意義

矢野 善郎

(東京大学文学部)

ヴェーバーの方法論的合理主義の今日的意義― 「合理化テーゼ」論の呪縛を超えて ―
司会:     米沢 和彦 (熊本県立大学)
コメンテーター:
宇都宮 京子 (東洋大学)
杉野 勇 (北海道大学) 

 


その他・参加にあたって
  • 事前申し込みは必要ありません。当日直接ご来場下さい。(なお懇親会に参加を希望される場合のみ,電子メールで事前にお知らせいただければ幸いです)
  • シンポジウムの参加費は無料です。

    なお当日配布の資料に関しては,実費(500円)を徴収させて頂きます。あらかじめご了承下さい
  • 懇親会は,11月27日(土)のシンポジウム終了後,東大に隣接する学士会館分館で開かれます(参加費は,一般6000円,学生・院生がその半額です)。そちらにも奮ってご参加下さい。
Last modified: 1999/11/18
お問い合わせは,東京大学の矢野まで