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研究会について
教父研究会は、1976年秋の設立準備会をへて1977年4月23日に、東京都立大学において第1回の研究会を開催しました。1991年の第55回研究会までは東京都立大学哲学研究室に、その後は聖心女子大学哲学研究室に事務局をおいていました。会の設立以来、年4回の研究会開催は30年以上にわたって続いています。
研究会のあゆみ
お知らせ
2010年11月30日
- 第134回教父研究会は、2010年12月11日(土)に以下の要領で行なわれます。みなさまのご参加をお待ち申しあげております。
- 発表者 髙橋英海
- 発表題目 エヴァグリオス(偽ネイロス)『祈りについての一五三の断章』のシリア語・アラビア語による伝承について
発表者メッセージ 従来ギリシア語圏ではアンキュラのネイロス(430年頃没)の作品とされてきた『祈りについての一五三の断章』は、シリア語訳およびアラビア語訳ではエヴァグリオスの作品として流布しており、近代以降の研究によってエヴァグリオス(345頃─399年)の作品であることがほぼ確実となっている。今回の発表では、この『一五三の断章』全体について概観した上で、ギリシア語原典とシリア語訳およびアラビア語との比較を行い、その差異から何が読み取れるかについての考察を試みる。
- 日時 2010年12月11日(土)14時-17時
- 場所 聖心女子大学 1号館 4階大会議室
2010年11月25日
- 教父研究会は、2011年に欧文版『パトリスティカ』第3号を刊行することに決定しました。これは、2001年にはじめての欧文号 Patristica Supplementary Volume 1、ついで2006年に欧文版第2号を東京都立大学名誉教授加藤信朗氏への献呈論文集として刊行したのにつづく計画です。この企画に賛同し、投稿を希望されるかたからのお申し出をおまちしています。
- 投稿された論文については、編集委員または、編集委員会の委嘱するレフェリーが審査を担当します。
- 論文の使用言語は、英語、ドイツ語、フランス語のいずれかとします。
- 投稿のしめきりは、2011年6月1日とします。
- 論文の投稿を希望されるかたは、2010年12月31日までに編集委員の上村直樹 <kmmrnk[atmark]gmail.com> までご連絡ください。なお、そのさい必ず論文のタイトル(仮題でもかまいません)をあわせてお知らせください。
- この欧文号の詳細については、編集委員の土橋茂樹 <tsuchi[atmark]tamacc.chuo-u.ac.jp>、あるいは上村直樹までおたずねください。
2010年9月1日
- 第133回教父研究会は、2010年9月25日(土)に以下の要領で行なわれます。みなさまのご参加をお待ち申しあげております。
- 発表者 安井聖
- 発表題目 なぜ悔い改めることによってでは救われないのか―アタナシオスの『言の受肉』第7章の解釈
発表者メッセージ アタナシオスの最初期の著作『言の受肉』第7章では、堕落した人間が腐敗しない生へ立ち戻るために、悔い改めでは不十分であると述べられている。他方で同じく最初期の著作『異教徒駁論』では、堕落した人間の魂さえ神を観想する力を持つと述べられている。一見矛盾しているこの二つの発言には、アタナシオスの神理解の共通の特質が表れている。それを明らかにするために、本発表では特に『言の受肉』第7章の解釈に取り組みたい。
- 日時 2010年9月25日(土)14時-17時
- 場所 聖心女子大学 1号館 4階大会議室
2010年6月10日
- 第132回教父研究会は、2010年6月26日(土)に以下の要領で行なわれます。例会は若手研究者発表会として、三名の方々にご発表いただきます。また、総会も行いますので、ご参加のほどよろしくお願いいたします。なお、通常の例会とは、プログラム構成が異なりますので、くれぐれもお間違いのないよう、お願い申し上げます。みなさまのご参加をお待ち申しあげております。
- 共通テーマ:愛による認識
- 発表者 海老原晴香(上智大学大学院)
- 発表題目 背面からの聴従と神の暗黒―ニュッサのグレゴリオスによる著作読解からの考察―
メッセージ 人間はいかにして、そしていかように絶対者・神を知るのだろうか。4世紀を生きたギリシア教父ニュッサのグレゴリオスによれば、神に対する知への道は、まず神から愛の呼びかけが降り注がれ、人間理性が「神の暗黒」を通り抜けることによって、人間に無限にひらかれてくる。本発表では、グレゴリオス最晩年の著作から抜粋して原典読解し、理性による把握を超えた神へ人間がいかにして近づいていけるのか、彼の語りに耳を傾けたい。
- 発表者 泉雄生(上智大学大学院)
- 発表題目 アウグスティヌスの謙遜に基づく神認識について―『ヨハネによる福音書講解説教』第2説教に見る高慢と謙遜の対立―
メッセージ 本発表では、アウグスティヌスの『ヨハネによる福音書講解説教』第2説教の分析を通して、謙遜(humilitas)に基づく神認識について考察してみたい。アウグスティヌスは、キリスト者の神認識が謙遜に基づくと主張している。キリスト者固有の神認識とは、キリストの愛とへりくだりに基づくのである。
- 発表者 阿部善彦(上智大学大学院)
- 発表題目 ハインリッヒ・ゾイゼの『自伝』における愛と記憶
メッセージ ハインリッヒ・ゾイゼ(Heinrich Seuse, 1295頃-1366年)は、マイスター・エックハルト(Meister Eckhart, 1260頃-1327年)、ヨハネス・タウラー(Johannes Tauler, 1290-1361年)とともに、「ドイツ神秘思想」(Deutsche Mystik)の重要な思想家の一人である。本発表では、主著の一つ『ゾイゼの生涯』(Vita)を通じて、彼と関わった人々との愛と記憶の問題を考えたい。
- 日時 2010年6月26日(土)13時-17時
- 場所 聖心女子大学 1号館4階大会議室
- ※13時から総会、その後に研究発表となります。
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