LaTeXのコマンド

このページでは、LaTeXで使うコマンドについて私が間違って覚えていたものや使いかたを間違っていたものについて特にまとめています。メモとして記述しているものが大半ですので、使い方がわからない場合には個々で調べるか実際に使ってみてください。

amsmath関連

  • \notag: 数式番号を付けない行に使う。ずっと\nonumberを使っていたがこちらが正解のようです。
  • \tag{...}: デフォルトの数式番号以外の記号を使いたいときに使う。
  • \begin{split}...\end{split}: 数式が複数行にわたっていて、数式番号をその中心に付けたい場合に使う。
    \begin{equation}...\end{equation}で囲むことにより数式番号が付く。使い方は\alignと同じ。
  • \intertext{}: 複数行にわたる数式の途中で文章を挿入。
  • \displaybreak[...]: 複数行にわたる数式の途中で改ページを許可するコマンド。0~4で指定。0は改ページしない。4は必ず改ページする。改ページしたくない行は\\*とする。文章全体の数式に指定する場合にはプリアンブルに\allowdisplaybreaks[...]を書いておく。
  • \eqref{...}: 数式を参照するときのコマンド。括弧やイタリック補正が始めから組み込まれている。

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手抜き関連

この部分では、作業中に楽をするために設定しているものを紹介します。

  • powerdotでプレゼンする場合のコンパイルを一つのコマンドで行う方法: Cシェルの場合には.cshrc(.tcshrc)に次を書く。

alias powerdot 'platex \!*& & platex \!*& & dvips \!*:r.dvi& & ps2pdf \!*:r.ps'

"powerdot"の部分は好みで変えてください。私はプレゼンの際にpowerdotを使うので、この名前にしています。コンパイルエラーがあったときのために& & (1つ目のコマンドが正常終了した場合に2つ目のコマンドを実行する)を使っています。\!*は全ての引数を渡す記号で、:rが渡された引数の語幹部分(拡張子より前の部分。ファイル名)だけを取り出す記号です。

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表組み関連

列指定はl(左寄せ), c(中央寄せ), r(右寄せ)で指定する。例えば{crr}と指定すると、1列目は中央寄せ、2, 3列目は右寄せの表ができる。
表に縦線を入れたいときには、列指定の部分で{|c|r|r|}のように作成したいレイアウトに合わせて適宜、|を入れる。
行については、列の区切りで& 、行の区切りで\\を入れる。最後の行では\\は入れない。

  • \hline: 横線。
  • \hline\hline: 2重の横線。2重の縦線は||。
  • \multicolumn{まとめる列数}{列指定}{中身}: 列をまとめる。列指定はlcrのいずれかを指定。
  • \rowcolor[色]{濃さ}: 特定の行の色の指定。濃さは0~1で指定。0が黒、1が白。
  • >{\columncolor[色]{濃さ}}: 特定の列の色の指定。\tabularの列指定の部分で指定したい列の先頭に挿入。特定のセルだけに色をつける場合には\multicolumnと合わせて使えばよい。
  • \longtable: ページをまたぐ表を作る場合は\tablarではなく、こちらを使う。\endheadまでの部分は各ページの最初に毎回出力される。\endheadから\endfootまでの部分は各ページの最後に毎回出力される。

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文献の引用関連

  • \usepackage{cite}:連続した文献を引用した場合、[1, 2, 3]のように表示されるが、[1-3]のように表示したい場合に使う。\citeの使い方は同じ。

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その他

これ以外にも、作業していく上で必要となったことをまとめておきます。

dvispc

dvispcは、大島先生によって開発されたプログラムで、dviファイルをtxtファイルに変換できるものです。私のPC環境で外からもってきたdviファイルをフォントの指定の関係でpdfに変換できなかった際にフォントの指定のみ変更する場合に役立ちます。

インストール方法:

1. ここからdvispc.tar.gzをダウンロードしてきて解凍する。

2. 解凍したディレクトリに移動して、ターミナル上で

$ gcc -DUNIX=1 dvispc.c

を実行する。

3. 出来上がったa.outをdvispcなどに名前を変えて、適当にパスの通ったところにおく。

コマンドの使い方は、txtファイルに変換する場合は

$ dvispc -a sample.dvi > sample.txt

dviファイルに戻す場合は

$ dvispc -x sample.txt > sample.dvi

です。普通のtxtファイルを無理矢理dviファイルに変換しようとしても、もちろん無理です。

フォントの変更方法:

timenrrをcmr10に変更する場合。変換したtxtファイルの中の例えば

fntdef1 37 0x7DEBDC53 655360 655360 0 7 'timenrr'

の部分を、

fntdef1 37 0x7DEBDC53 655360 655360 0 5 'cmr10'

に置換します。7はフォントtimenrrの文字数の7を表すので、cmr10の場合には5を指定してやります。前半部分はとりあえず無視して、強調色の部分だけ変更してやります。

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参考文献

  • 奥村 晴彦 『LaTeX 2e 美文書作成入門 改定第4版』 技術評論社, 2007.
  • American Mathematical Society, "User's guide for the amsmath package (Version 2.20)", American Mathematical Society, 2004.
  • American Mathematical Society, "Using the amsthm Package (Version 2.20)", American Mathematical Society, 2004.

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