中央大学理工学部 生命科学科 西田研究室のページ †
植物の進化をひもとく: 化石植物の世界
Opening the pages of Plant Evolution: The world of fossilized plants

お知らせ2011 †
研究室の主な活動 †
現生植物と化石植物の比較をもとに、維管束植物の系統進化の解明を行っている。伝統的な比較形態学を基本としながらも、可能な情報を広く取り入れ、時空を超えて植物の進化を復元してゆくことが目標である。主に、鉱化化石という内部構造の保存された化石を研究対象としているが、単なる記載と命名ではなく、化石情報から過去の植物の生き様を可能な限り取り出すことをめざしている。
たとえば、北海道産白亜紀の鉱化化石研究では、原始的な被子植物の花や果実化石の内部構造を明らかにし、花の進化を解明する研究を行っている。
また、白亜紀の裸子植物が多様な絶滅群を含み、その中には被子植物に近い段階まで進化した器官を発達させたものがあることを明らかにした。被子植物の花と良く似た生殖器官を作った絶滅裸子植物キカデオイデア類の生殖器官の構造を詳細に明らかにし、その起源と進化を論じたこと、白亜紀の絶滅裸子植物の果実状器官の中に甲虫の幼虫化石を発見し、被子植物繁栄以前の植物界における植物と昆虫との関わりを証拠として示したことなどがその例である。
ゴンドワナ大陸にかかわる植物の進化も研究目標とし、未だ不明な被子植物の祖先候補にもあげられている、ペルム紀のグロッソプテリス類の生殖器官構造の解明を手がけている。ゴンドワナ大陸と関連した南半球の諸地域に分布する現生植物の進化史を解明する目的で、南米、マダガスカル、オーストラリアなどで採集調査・共同研究も進めている。
最近は、化石菌類と植物との相互関係に関する研究や、現生植物の遺伝子系統と化石情報を組み合わせた系統解析なども共同研究として行っている。また、自然史や生物多様性研究と、その教育の重要性を訴える目的で、研究室には生物多様性JAPAN(NGO団体)の事務局がおかれ、著作や雑誌等への寄稿、シンポジウムなども積極的に行っている。
お知らせ2010 †
- 2010年10月9,10日
「日本花粉学会第51回大会」が中央大学後楽園キャンパスで行われました