この講座の活用法
それでは具体的に、どうすればこの講座を効果的に利用できるか、私の
方からいくつか、基本的な提案をさせてください。
皆さんが慣れておいでの 外国語の勉強法とは少し違う点もあるはずですが、騙されたと思ってまず は指示通りに、勉強をすすめて見ていただきたいと思います。
無理をせず少しづつ、でも毎日、練習していただけるよう、1日30分、5日でひとつのレッスンを終えるペースでスケジュールを組み立てました。土、日を休んでも、約1年間でコースを終了することができます。
<1日目>
言葉は音声です。必ず、聞き取りから始めてください。
テキストを見ないで5回通して聞きましょう。当然、意味はわからなくていいのです。全体のトーンに神経を集中して、だいたいこんな場面、こんな意味のことかな、と「想像を逞しく」してください。これが非常に大切なことです!
次にテキストをみながら5回聞きましょう。文字として目でみれば知っている単語や表現もあるはずです。さっきよりは多く、内容の予測がつくことと思います。
それからまたテキストを見ないで5回聞きます。最初はつながって聞こえていた音が、少しづつ意味の切れ目で切れて聞こえてくるでしょう。
その次にはテキストの全訳を見てしまいましょう。そして、日本語の方から、たとえば「誰々さんからよろしく」とあれば、これにあたるのがドイツ語では、"Herzliche
Gruse von ......." という部分かな、と見当をつけたり、あるいは逆にドイツ語のこの部分は日本語のどれにあたるのかな、二つを比べながら意味を推測してください。この段階ではあまり細部の理解にこだわらないほうがよいのです。
<2日目>
音の再確認と発音練習
1日目で意味がだいたい理解できたことと思います。
今日は、 テキストをみながら、次第にテキストを見ないで、何回も音を聞き、まずは頭の中で発音を真似してください。いわば音のイメージトレーニングです。
ドイツ語の音のイメージが自分の耳に定着しないうちにいい加減に発音していますと、耳から入るドイツ語の音と自分の口から出る音の違いに気づかず、自己流の発音で固定してしまいます。そうなると悪循環で、ドイツ語の本当の音が聞こえて来ない、つまりいつまで経っても聞き取りは苦手、という日本人特有の外国語学習のパターンになってしまいます。
それから一文づつ音を聞いては、耳の記憶をたよりに実際に自分で発音してみます。同じ文を再度流し、できれば自分の発音を録音して聞き比べ、自分の発音やイントネーションが御手本のそれと極端に違っていないか、確認しながらすすめることが大事です。
最初はテキストを見ながら、一文づつ音を止めて、声を出して真似をします。 全体を通して5回、この練習をしてください。
次にテキストをみないで、一文づつ音を止めて、声を出して真似をします。 全体を通して5回、この練習をしてください
<3日目>
意味の確認
この頃には、意味はほとんど理解できているはずですが、それでも細部について不安がある場合には、単語集や文法解説を参照して、テキストの意味の確認につとめてください。
受験英語の勉強のように細部にこだわり過ぎるのはよくありませんが、一方わからないことをそのままにするのもストレスがたまってよくないですから、必要があれば自分でも辞書を引いて考えてください。
意味がよくわかったところで、もう一度、テキストをみながら、一文づつ音を止めて、声を出して真似をします。 全体を通して5回、この練習をしてください。
次にテキストをみないで、一文づつ音を止めて、声を出して真似をします。 全体を通して5回、この練習をしてください。
<4日目>
書き取り練習
今日は手も使って音と文字を一致させる練習です。音声ファイルを開けて一文づつ音を止め、 文を書き取ってください。(ワードを開けて聞き取った文章を書き、テキスト本文と比べ、必要があれば自分で添削します。)
ほとんど間違いがなくなるまで(5回程度)、繰り返し練習します。
.<5日目>
本文の暗誦
今日は本文を暗誦して自分のものにしてしまいましょう。
まずワードの新しいページと日本語の訳を開け、日本語の文を手がかりに、本文のドイツ語を再現する練習をします。その際、日本語訳はかなり意訳されていることがありますので、無理に
和文独訳をして和製ドイツ語を作ることはしないようにしましょう。あくまでもこれまでの練習で覚えたドイツ語の記憶を頼りに、文章を書いて見ます。
本文と比べてチェックしてください。
最後に日本文を見ながら、これをそのままドイツ語に直す、あるいはほぼこれと同じ意味のドイツ語を口頭で言う練習をします。
くれぐれも文字にとらわれず、耳から直接聞いた音を真似る練習をしてください。文字は言ってみれば楽譜のようなものです。音符をひとつひとつ拾い読みして音を出している間は、曲は自分の耳にさえ音楽として聞こえては来ませんよね。音楽をする人が練習を重ねる内に暗譜をしてしまうように、繰り返し発音しながらテキストを音として暗記してしまいましょう。
これでこのレッスンは終了です。次のレッスンに進んでください。
練習のページ : Was und wie soll ich reden?(現在作成中)
ここには本文から取った重要表現の反復練習、聞き取り練習、ある場面である意図を伝えたい時、どんな表現法があるかについてのヒント集や練習、あるテーマについての作文など、さまざま練習や課題を盛り込むつもりです。
ドイツ情報のページ:
ドイツの日常生活について、歴史や文化についてのコラム的な情報、文学作品やの抜粋、歌などは皆様それぞれの仕方で楽しんでいただければ、と願っています。
全訳、単語集、文法解説: 必要に応じて使ってください。
それでは勉強を始めましょう。
Viel Spas und viel Erfolg!
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