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 2009年度入学試験日程

<博士前期課程>

【一般入試(秋)】
出願期間:2008年 9月 8(月)〜9月17日(水)
試験日 :2008年 10月7日(火)〜10月8日(水)


【社会人入試】

出願期間:2008年 9月 8(月)〜9月17日(水)
試験日 :2008年 10月7日(火)〜10月8日(水)


【留学生入試】
出願期間:2008年 9月26日(金)〜10月 3日(金)
試験日 :2008年 11月4日(火) 【第一次試験合格者のみ 11月19日(水) 口述試験】

【一般入試(春)】
出願期間:2009年 1月8日(木)〜1月16日(金)
試験日 :2009年 2月3日(火)〜4日(水)


<博士後期課程>

【留学生入試】
出願期間:2008年 9月26日(金)〜10月 3日(金)
試験日 :2008年 11月4日(火) 【第一次試験合格者のみ 11月19日(水) 口述試験】

【一般入試】
出願期間:2009年 1月8日(木)〜1月16日(金)

試験日 :2009年 2月3日(火)〜4日(水)



大学院入試の詳しい内容についてはこちらをご参照ください

 ■ 言葉を磨く、文化を究める、中国を見つける ── いまこそ、中国の言語と文化に精通するエキスパートの養成を

 悠久の歴史を持つ中国と日本の間では、古代からさまざまな形での文化交流が行われてきました。日本文化の形成において、中国文化の果たした役割は計り知れないものがあります。しかし、前世紀には日中間に不幸な戦争があり、その後数十年にわたって国交が断絶した影響などがあり、今日の日本人の中国理解は必ずしも十分とは言えません。近年、両国間の政治、経済、文化など各方面での交流は否応なしに増えてきましたが、相手国に対する知識不足から摩擦が生じるケースも多々あるようです。まさにいま、中国に関する豊富な知識と高度な技術を持って日中間の各分野で活躍できる有能な人材が求められています。

 また近年、中国の文化芸術界における多様な活動とその成果は、世界の注目を集めるようになりました。文化大革命期の空白状態を脱したのちに現れた作家や芸術家が生み出した多数の優れた作品は、国際的に高い評価を受けています。中国の伝統文化のみならず、同時代の文芸作品も、中国理解の一環として大いに日本に紹介されなければなりません。また、中国人の日常生活様式も著しい経済発展に伴って大きく変化してきました。彼らの精神生活、とりわけ都市部の新しいインテリ層に支えられた文化事象の分析は、今後ひとつの学問分野として重要性を増すと思われます。

 以上のような社会的要請から、日本の高等教育は中国文化について豊富な知識を持ち、高度な中国語運用能力によって交流をはかり、中国の様々な文化事象について正確な分析ができる人材を養成することが求められています。中央大学では2002年に文学部に開設された中国言語文化専攻を基礎として、2006年には大学院文学研究科に修士課程を設置しました。そして2008年、中国言語文化専攻博士課程の設置によって、中国の言語と文化に精通するエキスパート養成の教育システムが完成します。


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 ■ 基本構想・特色・指導方針


基本構想

中国語文法学、中国語音韻学の各領域で問題となる諸現象の分析能力を養います。

中国古典文学および中国近現代文学の各分野について、単なる「作家研究」「作品研究」にとどまらない新たな文学研究のあり方を模索します。

伝統中国から近代中国への文化的・思想的転換について、高度な専門的知識を身につけます。

中国語圏における様々な文化事象を対象とした教育と研究を行ないます。

中国語の文献講読、論文作成、口頭発表の能力を磨くための教育を重視します。

広い視野から専門的な研究を行なえるように、本研究科の他専攻、本学の他研究科、他大学の大学院研究科と有機的な連携を図ります。


特色

狭い意味の「語学」「文学」ではなく、言語を取り巻く文化事象全般を研究教育の対象とします。

伝統文化、古典文学の知識の習得も含めて、最終目標は現代中国を理解することに置きます。

専門分野を問わず、基礎となる現代中国語の運用能力を重視します。

中国語圏の文化事象について正確な知識と分析能力を身につけることを目標とします。

とりわけ、研究者となるために最も大切な論文作成と口頭発表の力を養うことに重点を置きます。

他大学の研究者や中国の研究者と直接交流することで、専門領域についての理解を深める場を設定します。


研究指導方針

中国言語文化専攻という名称に相応しく、言語の習得に重点を置きます。音韻学、文法学の知識に裏打ちされた、実用的な現代中国語の運用能力を養成します。

語学、文学にとどまらず、様々な文化事象を研究教育の対象とし、広い視野に立って、中国をめぐる諸問題にアプローチします。

活字媒体の資料だけでなく、電子データも扱える調査能力、資料読解力、分析力を身につけます。

中国本土のみならず、台湾をはじめ、世界の華人社会を含めた中国語圏全体の文化事象に目を向けます。

中国の近現代文化の研究においては、西洋文化の導入や日本文化との影響関係など、比較文化学の観点からの分析を取り入れます。








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 ■ 研究指導分野の内容


中国言語文化専攻では、以下の3分野6領域を研究の基本分野(柱)として、教育指導を行ないます。


中国語学 (中国語音韻学、中国語文法学)

 文字学の領域では、紀元前1300年ごろに誕生した中国の文字とその変遷を中心に教育研究を進めます。また、中国の文字文化がその周辺の諸国、いわゆる漢字文化圏にどのような影響をもたらしたかについての考察も重点的な教育研究の課題であると考えています。
 音韻学の領域では、漢字音の変遷と特色について総合的な教育研究を展開します。
 文法学の領域では、主として現代中国語文法の諸問題を扱います。中国語がどのような言語として特徴づけられるのかを解明することが、教育研究の目標となります。



中国文学
(中国古典文学、中国近現代文学)

 中国文学の分野では、単なる作家・作品研究にとどまらない新たな文学研究の構築を目指します。
 古典文学に関する知識は、現代中国を理解する上でも欠かせないものです。この領域では、紀元前から中華民国初期までの文学テキストをを材料にして、中国文学の本質、時代と文学の関係、文人たちの価値観などを探ります。
 近現代文学は、言うまでもなく同時代を生きる中国の人々の日常を反映するものです。1920年〜1960年代までの革命文学、抗戦期文学、人民文学は、いずれもその時代と密接に結びついていました。そして、文化大革命以降のいわゆる新時期文学は、まさに変貌する最近の中国社会を理解するための格好のテキストと言うことができます。これらの中国の文学作品に込められたメッセージを解読することで、社会背景と密接に関連するその変遷の実相を考察します。



中国文化学
(中国思想文化学、中国比較文化学)

 文化学の分野には、映画、演劇、美術、音楽などの文化芸術、そして中国人の思想様式、風俗・習慣、食文化、服飾などの文化事象が広く含まれます。思想文化の領域では特に、伝統中国から近代中国への移り変わりの中で知識人が果たした役割、中国における近代思想形成の問題などが重要な教育研究のテーマになります。加えて、西洋や日本からの影響を踏まえた比較文化学の視点から、近現代の文化事象を分析します。
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 ■ 在学期間と修了要件


 中国言語文化専攻の標準修業年限は博士前期課程が2年博士後期課程が3年です。ただし、優れた業績を上げた者については、在学期間を1年繰り上げることを認めます。
 博士前期課程では本学大学院に所定の期間在学して32単位以上を修得し、かつ指導教授から必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士(文学)の学位を授与します。
 博士後期課程では本学大学院に所定の期間在学して16単位以上を修得し、かつ指導教授から必要な研究指導を受けた上、博士論文の審査及び最終試験に合格した者に対し、研究科委員会の議を経て博士(文学)の学位を授与します。

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 ■ 修了者の進路について


 製造業、流通業、マスコミ、教育、文化事業など、日本のあらゆる職種において今後は中国市場が重要な活動の場となっていくことが予想されます。中国に関する豊富な知識と高度な中国語運用能力を身につけた修了生は、多くの分野で活躍することが可能です。具体的には、1)商社など、企業の現地駐在員、2)新聞社、放送局などの中国担当記者、3)公共団体、NPOなどの国際交流関係の担当者、4)公共教育機関、民間外国語研修学校の教員、5)出版社の中国関連書籍、雑誌の編集者、6)中国企業の現地スタッフ、アドバイザー、7)日中文化交流のコーディネーター、8)通訳、翻訳者、などの業種が考えられます。

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 ■ カリキュラム構成


 中国言語文化専攻では、博士前期課程で14科目、また博士後期課程で6科目を開講します。
 ほかに文学研究科の共通科目として博士前期課程、博士後期課程でそれぞれ4科目2科目が開講されています。

 専門科目については、それぞれ分野をクリックすると講義概要(博士後期課程は予定)を読むことができます。

1)中国語学分野

中国語学特講T、中国語学演習T、中国語学特講U、中国語学演習U、
中国語表現研究特講、中国語表現研究演習、
中国語学特殊研究T、中国語学特殊研究U

2)中国文学分野

中国文学特講T、中国文学演習T、
中国文学特講U、中国文学演習U、
中国文学特殊研究T、中国文学特殊研究U

3)中国文化分野

中国文化特講T、中国文化演習T、
中国文化特講U、中国文化演習U、
中国文化特殊研究T、中国文化特殊研究U

4)文学研究科の共通科目

比較文化特講、比較文化演習、特殊講義、総合講座、
特別研究、総合研究

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 ■ 教員紹介


讃井唯允 教授

 1941年生まれ。東京都立大学卒、同大学院修了。東京都立大学教授を経て、2000年より東京都立大学名誉教授、中央大学文学部教授。専門は中国語学、中国語教育。

【主な著訳書、論文】

●「ロシア語から見た日本語と中国語のアスペクト」(『日本語学』318号、明治書院、2007年)
●『着実にまなぶ中国語』入門編、基礎固め編、初級〜中級編(朝日出版社、2003年)
●『日本語と中国語のアスペクト』(共著、白帝社、2002年)
●「中国文字改革論争の過去と現在」『現代中国文化の軌跡』(共著、中央大学出版部、2005年)
●「『中州音韻』小考−王本の底本をめぐって−」(『中国語学』228号、日本中国語学会、1981年)
●《対外漢語教学中的“V了O”和“V O了”格式》(『北京師範大学学報』2003専刊)


飯塚容 教授

 1954年生まれ。東京都立大学卒、同大学院修了。中央大学文学部専任講師、助教授を経て、1996年より教授。専門は中国現代文学、演劇。

【主な著訳書、論文】

●「改革・開放後の中国現代演劇」(『アジア遊学』97号、勉誠出版、2007年)
●『規範からの離脱――中国同時代作家たちの探索』(共著、山川出版社、2006年)
●「中国現代小説の二十年」(『中国─社会と文化』20号、中国社会文化学会、2005年)
●鉄凝『大浴女――水浴する女たち』(訳書、中央公論新社、2004年)
●高行健『霊山』(訳書、集英社、2003年)
●余華『活きる』(訳書、角川書店、2002年)


陳正醍 教授

 1955年生まれ。東京大学卒、同大学院修了。茨城大学専任講師、助教授、明治大学助教授を経て、2001年より中央大学教授。専門は中国近現代思想史。

【主な著訳書、論文】

●「瞿秋白《多余的話》の周辺」(『紀要』言語・文学・文化 第99号、中央大学出版部、2007年)
●白先勇『孽子』(訳書、国書刊行会、2006年) 
●「台湾新文学建設論議(一九四八−四九年)について」『現代中国文化の軌跡』(共著、中央大学出版部、2005年)
●「1920年代初期の瞿秋白における『人生』と『世界』」(『明治大学教養論集』324号、1999年)
●「新哲学論戦とデボーリン批判」(『東洋文化』第65号、1985年)


榎本泰子 教授

 1968年生まれ。東京大学卒、同大学院修了。学術博士。同志社大学助教授、中央大学文学部助教授(のちに准教授へ改称)を経て、2008年4月より教授。専門は中国近代音楽史、比較文化。

【主な著訳書、論文】

●『上海オーケストラ物語 西洋人音楽家たちの夢』(春秋社、2006年)
●『楽人の都・上海──近代中国における西洋音楽の受容』(研文出版、1998年)
●『君よ弦外の音を聴け──ピアニストの息子に宛てた父の手紙』(『傅雷家書』の抄訳、樹花舎、2004年)
●「歴史は歌う―中国革命における歌曲の役割」(高村忠明ほか編『シリーズ言語態4 記憶と記録』、東京大学出版会、2001年)
●「「義勇軍行進曲」の未来―中国国歌に関する一考察」(『中国―社会と文化』14号、中国社会文化学会、1999年)


材木谷敦 教授

 1968年生まれ。早稲田大学卒、同大学院修了。中央大学文学部専任講師、助教授(のちに准教授へ改称)を経て、2008年4月より教授。専門は中国古典文学、中国マンガ研究。

【主な著訳書、論文】

●「笑話というジャンルはいかに語られたか──馮夢龍「『笑府』序」を中心に」(『紀要』言語・文学・文化 第99号、中央大学出版部、2007年)
●「張楽平『三毛流浪記』の改作について」(『マンガ研究』vol.11、日本マンガ学会、2007年)
●『チャイニーズカルチャーレビュー』vol.3(共訳、好文出版、2006年)
●「張楽平の漫画『三毛今昔』の今昔」『現代中国文化の軌跡』(共著、中央大学出版部、2005年)
●「金聖嘆『唱経堂杜詩解』――題に関する言説」(『紀要』文学科 第85号、中央大学出版部、2000年)


大川完三郎 教授 (本学商学部・兼担)

 1945年生まれ。中央大学法学部卒。東京都立大学を経て、東京外国語大学大学院修了。国学院大学教授を経て、2003年より中央大学商学部教授。専門は中国語学、中国語教育。

【主な著訳書、論文】

●『中国語図解辞典』(共著、大修館書店、1992年)
●『中国語類義語のニュアンス』(東方書店、1995年)
●『日中辞典 第2版』(共著、小学館、2002年)
●『東方中国語辞典』(共著、東方書店、2004年)


楊凱栄 兼任講師 (東京大学大学院准教授・兼担)

 1957年生まれ。華東師範大学卒。大阪外国語大学大学院、筑波大学大学院修了。九州国際大学助教授を経て、1995年より東京大学大学院助教授(現在、准教授)。文学博士。専門は中国語学、特に日中対照研究。

【主な著訳書、論文】

●『日本語と中国語の使役表現に関する対照研究』(くろしお出版、1989年)
●『中国語教室 Q and A』(共著、大修館書店、 2000年)
●「助数詞重ね型構文の認知言語学的考察」(『中国語学』253号、日本中国語学会、2006年)
●『語感を磨く中国語』(NHK出版、2007年)
●『もっとのばせる中国語』(金星堂、2007年)

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