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ホーム > 学生之声 > 【その他】中央大学アートフェスティバル特別賞受賞 髙橋篤人さん・齋藤麻稀さん(15年3月5日記事作成)

2014年11月に開催された中央大学アートフェスティバルで、本専攻4年生の髙橋篤人さんと、2年生の齋藤麻稀さんが、いずれも書を出品して特別賞を受賞しました。お二人の作品を紹介するとともに、創作の苦労などについて語っていただきました。

髙橋篤人さん(作品名:臨「孫秋生造像記」)




	髙橋篤人さん作品:臨「孫秋生造像記」



Q:書道歴はどれくらいですか?
A:13年になります。大学では文化連盟書道會に所属しています。
Q:今回の作品について紹介してください。
A:「孫秋生造像記」は、龍門石窟に造られた仏像の由来を刻した「龍門造像記」のうち、最も著名な20種のうちの一つです。北魏時代の楷書の典型的な様式で、角張った切れ味の鋭い筆使いが特徴です。点接では肩をいからせるようにして、強く鋭い線を出すことを心がけました。重厚感を出すため、純羊毛筆に濃墨を多く含ませ、紙面に字を彫り刻むイメージで書きました。柔らかい毛で強い線を出すのに苦労しましたが、がんばったかいがあって第2回佐久全国臨書展で書道連盟賞を受賞しました。
Q:中国言語文化専攻ではどのような勉強をしましたか。
A:先日書き上げた卒業論文では王羲之が書聖といわれる起源について、書論や伝記をもとに考察しました。論文を執筆する際には、似ている用語を厳密に区別し、何より「自分の文章」を書かなければならないので、大変苦労しましたが、様々な先行研究にふれ、もっと深く知りたいと思えるようになりました。今後は実技に偏るのでなく、理論も大切にしながら、書の道を究めていきたいと思っています。

齋藤麻稀さん(作品名:臨「張遷碑」)




	齋藤麻稀さん作品:臨「張遷碑」

Q:書道歴はどれくらいですか?
A:15年です。髙橋先輩と同じ文化連盟書道會に所属しています。
Q:今回の作品について紹介してください。
A:高校時代から隷書に取り組んでおり、中でも「張遷碑」を長く練習しています。波磔(編集注:はたく、隷書独特の横画の払い)も難しいですが、バランスをとるのがとても大変でした。途中で書き間違えてしまったり、書いたものの気に入らなかったりして、何度もやり直しをしました。辛い時もありましたが、少しでも気分を盛り上げて楽しく書こうと心がけました。何日も何時間も集中して取り組んだことが、とても自信になりました。
Q:中国言語文化専攻ではどのような勉強をしていますか。将来の夢なども聞かせてください。
A:私は大学で初めて中国語の勉強を始めたので不安でしたが、1年次の中国語(1)(2)(3)では、初心者に合わせた内容からのスタートだったので安心しました。発音や文法の基礎を先生方に教えていただき、少しずつ発音が良くなるたびに、中国語の楽しさがわかっていった気がします。そのほか、「現代中国事情」の授業で中国映画に興味を持ちました。もともと洋画やドラマが好きだったので、中国映画にしかない独特な魅力に気づきました。吹き替えではなく、字幕で中国映画を見る時に、習った単語を聞き取れるようになってくると楽しさが倍増しました。語学力を上げるために、今後は中国語検定やHSK(漢語水平考試)の受験を続けていきたいです。将来は、現在学んでいる中国語を少しでも活かすことができる職業に就くことを目標にしています。