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中国言語文化専攻では毎年数名の学生が、認定留学や交換留学などの制度を利用して在学中に留学しています。そうした学生のひとり、3年生の高橋さんが留学先の西安から研究室宛にメールをくれました。今回は高橋さんの同意を得て、メールを転載させていただくことにしました。今後もこうして時折研究室に送ってくれたメールをご紹介しようと思います。


(9月11日のメールより)


 夜分失礼します。

 お久しぶりです。そちらはまだ暑い日が続いているのでしょうか。西安は朝は六月の梅雨時のように肌寒く、そして湿気が多いです。その後昼には残暑のような日差しの強さになり、気温も増します。 ただ夕暮れ時はもう、到了秋天です。

 先週やっと授業が開始されました。予習復習が追いつかず、そして自分のできなささに落ち込みつつ、毎日が過ぎていきます。


 救いといえば、西安の人が優しいということでしょうか。近くの売店でコーラがなくて落ち込む私に、次の日には大量にコーラが継ぎ足された冷蔵庫を用意してくれたおじさん。 私が来たのを見ると、コーラあるよ、とすぐ出してくれました。泣きそうでした(来て三日目だったので)。でもおじさん、私はその日スプライトを買いに行ったんです。でもやさしさに包まれたコーラはスプライトに見えなくもなかったです。

 文法の教科書が、讃井先生が使ってらっしゃる黄色の問題集と一緒でした。さすがです。そして、知ってはいましたが、難しいです。

 毎日がスモッグです。そして当たり前のごとく夕方になるとどこからともなく音楽が流れます。(四時から六時ごろ)だいたいジョウジエルン(研究室注:周杰倫、ジェイ・チョウ、台湾出身の人気歌手)ですが、この間は中島美嘉でした。

 鼻毛がとても長いおじいさんが、なぜかお尻のところが切れたズボンをはく子供をつれていい笑顔で歩いています。子供の人権的にはどうなのでしょう。朝学校を歩くと、少しのろわれそうな洋風のクラッシック音楽が流れる中、そこかしこで中国の学生が朗読しています。

 頼まないと箸も来ないだけでなく、スープがあるのに時間差でお椀とれんげが出てきます。終いにはご飯も来なかったです。冷たいものと、暖かいものというものは、意図的に探さなければ見つかりません。 こちらにきてから、双方いずれも電力、エネルギーを使って、人が意図的に作り出してるものだと知りました。

 毎日どうにか過ごしてます。

 日本は言葉がなくても一人で生きていける社会、中国はまず言葉ありき。そして、御縁が結ぶ社会と実感する日々です。

 それではまた。気温差が激しい毎日のようです。どうぞ風邪などひかれぬようお気をつけください。

 
追伸
校舎への道、近くのスーパーの巨大月餅の写真を添付します。うまく届けばいいのですが。


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