ホーム > 学生之声 > 旧「学生之声」目次 > 元・学生之声 【済南体験記 第1回・済南にて /02年度生・前田直哉くん】

 3週間ほど前から、中国は山東省済南市に仕事で来ている。ようやく仕事の目処が立ち始め、落ち着いたところで筆をとっている次第だ。

 3週間と言っても、最初の2週間はほとんど何もしていなかった。同行した上司が中国企業に今回の仕事に関して説明をしていたのを横で聞いていただけである。実質的な僕の仕事はまだ1週間しかこなしていない。



斉魯軟件園


 
ここで僕の仕事を簡単に説明しておく。僕が勤めているのは、とあるシステム屋さんだ。物流のシステムを作っている会社である。システムやソフトウェア開発のコスト削減にはいろいろな方法があるのだが、最近注目されているのが人件費の安価な外国へ開発業務を委託する方法、オフショア開発だ。インドやベトナム、そして今回お世話になっている中国などがオフショア開発の相手国として成長している。

 ところが、ソフトウェア、システム業界には中国語を知っている人間があまり(というか、全然?)いない。中国には日本語を喋れる人が沢山いるのだけど、技術者ではないから(注)業務上のやり取りで両国間に生じる誤解も多い。

 これを防ぐために効果的なのが、現地に1人いくらか知識のある奴を置いておくことだ。それは中国の人が日本に来ることでも可能ではあるんだけど、日本の人間が中国に滞在していたほうがより効果的だ。クライアントは日本だからね。

 というわけで、開発が一段落着く、10月の末まで(長いナァ…)僕が中国に滞在することになってしまった。技術的な知識や中国語も中途半端なんだが、まあ何とかするしかない。できる限りのことはやらなきゃ…。

() もちろん日本語ができる技術者もいますよ。




ソフトウェアパークの食堂

 話は変わって、日々の暮らしのこと。現在僕は、中国でマンションを借りて企業の人間数人と共同生活をしている。家賃は1200元と、結構良いところ。3LDK。会社持ちなので僕は出していないけど(笑)。

 数人と言うのは、毎日来る人間が違うからだ。1人もいない時もあれば、5人くらいいるときもある。

 ご飯は基本的にソフトウェアパーク(大規模な企業集合体。お世話になっている会社のある施設)の社員食堂で済ませるのだけど、休日は自炊したり。知らない食材を眺めるのは面白い。

 会社までは専用バスで通っている。大体15分くらいで到着する。これが結構混むんだよ…。


 実は在学中にも3ヶ月弱滞在していたので、会社の人とはほとんど顔見知りだ。一緒にいた時間も日本の会社より中国の人たちのほうが長いのだ。変な感じがする。

 会社には8時半くらいに行って、中国側で作成した日本語の資料の校正をしたりするのが僕の仕事。どうやらソフトウェアパーク全体で滞在している日本人は僕だけのようで、時には違う企業から日本語資料のチェックをお願いされたり。お金取るよ(笑)。頼みやすいだけなのかもしれないけど。

 このような感じで、中国で仕事をしていくことになる。面白い話があったら随時お伝えしていきたい。

 最後に、中国で流行っているものをいくつか。W杯は連日の徹夜で死んでしまう人がでるほど熱狂的。W杯特別番組ばかりやっている気がする。

 ボウリングが流行り始めている。といってもこれはウチの会社のことだけども。会社の近くにボウリング場ができたらしくて、毎週金曜日の仕事終わりに行っている。みんなまだ良くボウリングのことを知らないので、まだ勝つことができるけど、あと1ヶ月も経ったら勝てるかどうか分からない。なにせ入れる指が違うのにストライク取れるんだから(笑)。

 前来たときより、カラオケ屋が増えた気がするなあ。日本語の曲の名前がメチャクチャで笑えるよ。「レ」と「し」を間違えていたりするから、ひらがなカタカナが混在して、変な感じ。原型をとどめていない曲名も。「ツナの夜」???もともとなんて名前だったの?

 

 また時間ができたら続き書きます。

 2006年7月9日
 



前田くんの学生時代の中国滞在記はコチラ

ソフトウェアパークで唯一の(?)日本人として奮闘している、
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