ホーム > 学生之声 > 旧「学生之声」目次 > 中国語学習法【中国語だけの中国語授業!?基礎演習(2)授業体験記/報告者:05年度生・高橋さん、深山さん、石倉さん】    
 今回紹介するのは1年生の基礎演習(2)の授業です。
 中国言語文化専攻という名のとおり、ここに入学すれば中国語の授業は必修です。中国語を学ぶのは初めての人がほとんどなので、1年の前期は週5回中国語の授業があります。今年から基礎演習(2)は、授業中、中国語しか使わないという新しいスタイルになりました。そこで私たち専攻3年生の女子学生3人で、授業体験に行きました。

元気な1年生。授業前のひと時。
 担当するネイティブの先生は日本語がわからないらしいのですが、中国語を学び始めたばかりの1年生なのに、一体どうやって授業が進むのでしょうか? 高校で中国語をやっていた人だけがしゃべっているのでしょうか?いえいえ、ご心配なく。授業の様子は、こんな感じです。

<♪授業開始のチャイム♪>

 先生が教室に入ってきました。1年生たちは元気いっぱい。25人くらいいる学生の中には、友達同士でしゃべっている人あり、先生に話しかける人(おそらく中国語?)もあり。


トン シュエ メン ハオシェン ザイ カイ シー シャン カーツォン シェン ザイ カイ シー ディェン ミンチン アン ジンチン シャン,…。こんにちは。授業始めますよ。今から名前を呼びます。ちょっと静かにね。青山さん、…。)

 始めから生き生きと、中国語で出席を取ります。やっと静かになったクラス。名前を一通り呼び終わると、
ジン ティェン ウォー メン フー シー(今日は復習をしましょう。)
と、今日の授業の内容を先に示します。


授業を担当して下さる柴森先生
まだ中国語を始めてやっと3ヶ月の1年生たち。中国語は発音や声調(音の上がり下がり)が似通ったものばかりで、始めは簡単な単語の聞き分けも難しいもの。さっそくこのフー シーという単語を聞き取れず、首を傾げる人も出てきます。すると先生が、
ドン ?」(わかりますか?)と丁寧に聞き、学生は、
ブー ドン。」(わかりません。)と、答えます。
すると先生は、フー シーという単語を黒板に書いて示します。聞き取れなくても、漢字なら見てわかる。こうして、誰もが今日は復習なのだということを理解したうえで、授業に取りかかります。

ドン ?(わかりますか?)
まず先生は、毎回恒例の口頭の会話練習から入ります。
先生 ニー ジン ニェン ドゥォ ダー ?」(あなたは今年何歳ですか?)←お手本
学生
ニー ジン ニェン ドゥォ ダー ?」(あなたは今年何歳ですか?)←みんなで繰り返して言う。
先生
ニー ジン ニェン ドゥォ ダー ティェン ジョン?」(あなたは今年何歳ですか?田中さん。)←個人を指名で当てる。
田中さん
ウォー ジン ニェン シー バー スイ 。」(私は今年で18歳です。)←1人で答える。

先生ニー ザイ 哪儿ナァ チュー シャン ?」(あなたはどこの生まれですか?)
学生ニー ザイ 哪儿ナァ チュー シャン ?」
(あなたはどこの生まれですか?)
先生ニー ザイ 哪儿ナァ チュー シャン ジャン コウ?」
(あなたはどこの生まれですか、江口さん?)
江口さんウォー ザイ シェン ナイ チュワン シエン チュー ション 。」
(私は神奈川県で生まれました。)
 こんなテンポの良いやりとりが、10分ほども続いたでしょうか。なんとも単純な会話。そうですね。でも案外大事なのが、とっさのこんな一言。単純だけれど、暗記し身につけるのは案外ラクでもない、とっさのあんな一言。それが中国語を始めて3ヶ月にして、すでにかなり応答に慣れています。誰も紙なんて見ていません。

 もちろん、当てられて緊張してたじろいだり、単語を忘れる人も少なくありません。それでも3ヶ月の初心者にしては、全体的に発音もかなり綺麗な方だったと思います。こんな授業を受けたことのない私たちにとっては羨まずにはいられない、衝撃的な光景でした。
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