ホーム > 学生之声 > 旧「学生之声」目次 > 中国体験記 【日中の輪をもとめて/04年度生・池田真紀さん】    
 平成171221日。私は杭州の地に降り立った。最初に言っておきたいのは、私が今回の中国研修にかなり時間をかけて臨んだと言うことだ。私は夏の始めに地元・静岡で「ふじの国 ユースウィング」という静岡県の教育委員会が主催するこの研修を見つけた。そこには、何度か事前研修を受けなければならないが、12月21日〜27日までの7日間に中国の杭州と上海へ行くことができ、ホームステイもでき、旅費のほとんどを県が賄ってくれるというすばらしいプランがあった。もちろん、私がすぐにこの企画に飛びついたのは言うまでもない。これはすばらしい機会に恵まれたと喜んだ。
 だが、正直な話その後、後悔したことも事実だ。なぜなら、この研修では中国の学生と対話をする場が設けられている以外に、中国の企業と施設にも見学に行くことになっていたのである。そのため、私たち研修生は全部で4回あった事前研修で毎回レポートを要求され、中国の企業の雇用問題や施設・孤児の現状などを調べなくてはならなかったのだ。これには、本当にあせった。私は大学の図書館をひっかき回したり、インターネットであらゆるサイトを調べたりすることで、なんとか、本当になんとか切り抜けることができた。でもやはり、てんてこ舞いの状況に陥ったのも本当で、特に、この研修レポートが大学のレポートと提出の重なった時などは悲惨としか言いようがないくらいだったものである。
研修に訪れた企業の外観
 そんなこんなで、ようやくたどり着いた研修だ。嬉しくないはずがない。私はとにかく何でも「吸収」しようと心がけた。例えば企業や施設では、当然のように見学だけでは終わらず、そこで働いている方々とのフリートークの場があった。そこで、私は自分の疑問を「これでもか!」というほど積極的に聞いた。もちろんできるだけ中国語でだ。この時に、事前研修で作ったレポートによって蓄えた知識が、大変役に立った。私は企業では「中国の女性雇用と地位」を軸に質問し、施設では「中国の政府と施設の関係」について日本との違いを含めながら質問していった。そして、彼らと話しを進めていくうちに、面白い発見が多々あったので、ここではその一部分を紹介したい。
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